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サモカ 35 スーパー②

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サモカ 35 スーパー②

クラシックカメラブームの波に乗るようにして各カメラ雑誌に上梓され、ユニークなデザインのサモカ 35スーパーは一躍メジャーな存在となっていったようです。

カメラキッズでも2~3度ご案内しておりますのでご記憶の方もいらっしゃると思います、スペック的には距離計連動式のレンズシャッター機でノブ巻上げに多重防止機構とした、取り立てて画期的ということはないのですが、カメラ産業界で面として完成していたドイツに対して我国は低価格とデザインの点とした特徴を出すしかなかったと思われます。

ユニット化されたパーツを組上げるサモカ35は、個性的な外観と低価格を達成、輸出業者でもあった服部時計店により、かっての対戦国アメリカが1ドル360円で 細かいことは言わず、どんぶり勘定で引き受けてくれたおかげでサモカはもちろん日本全体が成長出来、一種特殊な深度スケールを持つサモカ35スーパーの登場となったのです。

レンズはエズマー45mm3.5・・・エルマーではありませんぞ、訛ったような、ズミクロンを足して割った様なネーミングがあの時代なのでしょう。 ともかく ピントリングと連動した距離リングが回転し深度表から絞り値に対応した深度を読み取る・・・このアタリのまとめ方とデザインが人気を支えているのでしょう。

当機は、ありがちな巻き上げノブ押さえバネの欠損せず、操作スレ点在するものの目立ったサビも無く年代を考えると まぁいいほうでしょう。ファインダー横に極浅いヘコミがあります、角度によって見えます、気にされる方はご注意下さい。

念のためシャッター・ファインダー整備、距離計調整を済ませました。 新品ではありません、50年を経た機械に新品なみのコンディション要求、精度要求される方はご容赦として、この時期だけに存在した「サモカ 35 スーパー」を手軽に楽しみたい・・・の方にはオススメです。

2012年11月19日 カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円

2012年11月26日 売り切れました ありがとうございます。

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ソリゴール 500~800 F12

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ソリゴール レフレックスズーム 500~800mm

先入観なんて・・・思い込んだら変わりようが無いようで、マニュアル一眼レフがブームの時、交換レンズがステータスで望遠なら長いほうが得と思い込んだ水飲み学生の自分はメーカ純正のレンズなんて親に買って貰えるほど出来いい息子ではなく、カメラ雑誌の広告を穴の開くほど眺め比べるしかなかった頃、 思い切ってメーカーに電話で聞いた事がある・・・「なんでレフのズームレンズってないんですか?」・・・と。

記憶がボヤけてはっきりしないのですが・・・構成レンズ中の一部を動かし倍率を変えるので、レンズを使わないミラーレンズは変える事が出来ない・・・などの分かりやすい説明をいただき 実に論理的と心のひだに刻み込まれ50年近く疑うことなどなく生きてきたのです。

一年近く前に某国のビジネスパートナーとの情報交換中、ソリゴールのレフズームの存在を知り無理をお願いして入手できた・・・ソリゴール レフレックスズーム 500~800mm レンズです。 今でも不思議なレンズだなぁと思うのですが、さて・・・デジカメに取り付け育った町々を超望遠で遠近感を圧縮した絵作りが楽しめそうです。

2012年11月13日 近日カメラキッズのホームページにて販売予定 しばらくお待ち下さい。
2012年11月18日 点検・動作確認を済ませました、ただいま販売中: XXXXX円

2012年11月19日 売り切れました ありがとうございます。

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ライカ M4-2 ズミルックス クロームセット

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ライカ M4-2 ズミルックス クロームセット

またか・・のライカストーリ、 ご存知の方はスキップ頂くとして、お時間のある方はしばらくお付き合いを願います。 さて、ライツは1954年にバルナックと構造が決定的に異なる画期的なライカM3を発表、まだまだ日本製高性能一眼レフなど無い時代、その後ライツはファインダー倍率を下げ35mmファインダーを載せたM2・M4を発表します・・・このあたりは何度も上梓されている通りです。

M型のうち、最もバランスよくまとまったと言われるM4は1967年~1975年まで製造され、妥協の無い距離計の基線長を確保し、結果 斜めに取り付けた巻き戻しクランク、その端整なデザインはM4-2はもちろんM7まで踏襲されていると言えるのではないかと思います。 実際・・・外観的特徴の斜めに取り付けられた巻き戻しクランクの巻き戻し操作してみて、角度が絶妙なのか、不思議と楽に行えるのです・・・やはりライツ設計者のセンスの良さでしょう。

次世代M4となるM4-2もM5と同じくシリアルがアクセサリーシューに入るようになりました、ブラッククローム仕上げがほとんどのなか、極僅かなクローム、ゴールドそしてオリーブが作られたようです。 当M4-2クロームはその中の一台・・・セットのクローム仕上げのズミルックスも限定供給されたのでしょう、鏡胴デザインに従来レンズとの違いがあり、レアライカファンには薀蓄材料として楽しめそうです。

適切な保管をされたと思われますが、ライカボディとはいえツァイスの緻密にはかなわず、ファインダー内に経年の保管中の微小なホコリ混入など否めません。・・・お預かり品のため ご注文後整備を済ませてのお届けと致します。

2011年11月4日 ただいまカメラキッズホームページにて販売中 XXXXXX円

2012年11月7日 売り切れました、 いつもありがとうございます。

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ロス・レソルックス: ROSS RESOLUX 引伸しレンズ

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イギリス製 ロス・レソルックス: ROSS RESOLUX 引伸しレンズ

頃は・・・1950年代のイギリス、ROSS:ロスをはじめTAYLOR HOBSON:テイラー・ホブソンや WRAY:レイなど競い合うようにして優秀な引伸ばしレンズを発表しています。

ROSS 社は意地をかけて製造したろうと思われる、見事な機械加工と仕上げの引伸しレンズです、RESOLUX(レソルックス)の名前に意気込みを感じてしまいます。

絞り表示は、今と違い露光量表示絞り目盛りを採用しています、例をあげますと・・・1の時1秒露光が適正なら、2の時は2秒、8の時は8秒の露光を当てればいい事が分かるようになっています、ある意味、暗室作業には分かりやすいのではと自分は思います。

クラシックな手にズシリ・・と感じるクオリティ RESOLUX...made in LONDON、 今回 9cmを主に11cmと5cmの元箱付きをひさしぶりに入手・・・不具合無く作動中ですが、年代もあります・・・。念のため、ただいま整備中。 キレイなって・・・かえって細かなところが目立ちそうな気もしますが、ともかく完成後 順次カメラキッズホームページにて販売予定。

2012年11月2日 整備完成、年代相応のコンディション、キレイと言えると思います・・・。

2012年11月2日  カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2013年2月19日 売り切れました ありがとうございます。

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