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New ニッコール 55mm1.2

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New ニッコール 55mm1.2

エイ出版のカメラ雑誌「マニュアルニコンのすべて」 を読んでいると、ニッコールレンズの変遷は、レンズの開放F値をボディに伝える機構の仕組みの変遷ともいえる・・・と紹介されていた。 まさしくその通りです、ここではNew ニッコール 55mm1.2 について自分の記憶を紹介します、お時間のある方はお付き合い下さい。

1965年に全長:58.5mm 最短撮影距離:60cm 重量:420g 5群7枚構成の55mm1.2が登場、コレを初代として、レンズにコーティングを追加し55mm1.2C として1972年に登場、その後 F2系のデザインに合わせるように鏡胴・絞り環もデザインを変更、内部構造はそのままの 当レンズ New ニッコール 55mm1.2なるのです。

さらに1977年には、最短距離を50cmに変更、重量も410gと僅かに軽量化されたAi ニッコール55mm1.2となり、 翌年には55mmを50mmに変更6郡7枚構成となり、1981年にはAisとなったと記憶しています・・・間違いはご容赦。

大口径・・・ニッコール 55mm1.2 の強烈なインパクトというか姿が眼に焼きついて、あの時代を憧れだけで過ごした世代の自分には・・・やはり特別です。 Ai 改造もされずオリジナルの状態で残っています、実用には不便ではあると分かっていても・・・コレが好き・・・の方にはオススメです。

2012年5月17日 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2012年5月17日 ブログ作成中に売り切れました いつもありがとうございます。

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ウルトラマチック

5132aa ウルトラマチック  

フォクトレンダー社によるデッケルマウント式レンズシャッター一眼レフの最高峰が、1962年に登場したこのウルトラマチックだ。 最大の特徴は、シャッターを切った後にもファインダー画像が消える事の無い、クイックリターン機構を実現している事だ。

しかし、このカメラが搭載しているデッケル社のコンパーシャッターはクイックリターン機構が無く対応できない・・・そこでウルトラマチックではカメラの底部に内蔵した渦巻状のスプリング(ゼンマイ)にフィルム巻上げ時の力を一時蓄えておき、その力を使って、露光終了後に瞬間的にシャッタをチャージしミラーも復元させてしまうという、大変な離れ技を演じている。 【 Office Heliar フォクトレンダー 参照】

まさしくウルトラ級の技術力で、技術者の理想とした夢の一眼レフを形としたのです。 前述の複雑極まる内部構造とは違って、近代カメラと同等のクイックリターン式AE一眼とした、非常に扱いやすい機械でもあるのです。 裃(かみしも)を脱いで申しますと、動作しない機械がほとんどの中、さりとて整備費用もカメラ以上とも言われ・・・大変です。

当機は不具合無く動作中、手軽に操作をお楽しみ戴けるよう・・・念のためレンズをクリーニングしています、完成後ホームページにて販売予定、もうしばらくお待ち下さい。

2012年5月7日 レンズクリーニング中
2012年6月9日 整備・クリーニング完成 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2012年6月9日 売り切れました ありがとうございました。

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