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ウィニー ウルチリックス

4586aa イハゲー  ウィニー ウルチリックス

舌を噛みそうな名前ですが・・・エキザクタで有名なドイツのイハゲー社が1930年代にコダックのベス単ブームにあやかって製造販売した・・・と手元の資料雑誌には紹介されているのですが、本当かなぁ・・・?

当時はシートメタルプレス加工されたボディが多い中、ダイキャストボディを採用し、蛇腹による収納ではなくダブルヘリコイドによる沈胴式を採用・・・当時の先端技術により製造されていたと思われますから、時期によりバリエーションがあるのかもしれません。 

レンズも70mm4.5と当時としては大口径だっただろうと思うのです、折りたたみ式光学ファインダーとレンズを収納するにつれて安全枠がシャッターレバーに被さりレリーズ出来なくなります。 イハゲー社の 『こだわり』 というか・・・らしい ところでもありそうです、 年月を経たアンティークで落ち着いた雰囲気が漂って、新しいものにはない味があるように、ちかごろ思ってしまうのです。

2011年12月26日 ただいま整備中、完成後ホームページにて販売予定。
2012年 1月12日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2012年 1月31日 売り切れました ありがとうございます。

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モスクワ 4型

4588a モスクワ Mockba 4型。

戦後のロシアによるツァイス・イコンタのデッドコピーとして有名なモスクワ・・・Mockba の銘を付けるほどですから完成度に自信があったのでしょう。 当4型はドレーカイル機構をはじめ、各部年代相応ではあるのですが不具合は無いように見えます。

内容的には1930年代に発売されたシンクロ付 6x9判スーパーイコンタIV型 531/2 に相当するのでしょう、当時の特徴をそつ無く似せてまとめ上げています。  ツァイスの発明した距離計は機械的にボディに連動させるのではなく、回転する光学楔により連動させるドレーカイル方式は画期的だったのです。 折畳めばブレザーにも収まり、ワンプッシュでレンズ、ファインダーとも起上がり、6X9 カメラに組み上がるのです。 戦勝国のロシアは 『おいしい・・・』 と思ったのでしょう、我が物としてコピー機の製造で外貨を稼ごうとしたのかもしれません。

関係の方には申し訳ないのですが、正直スーパーイコンタほどのシャープでスムースな作動は望むべきもありませんし、隙間だらけのボディなのですが・・・しかし、スーパーイコンタのデッドコピー機 モスクワも1台は手元に置き、使ってみたい不思議な魅力があります。

2011年12月25日 ただいま点検中、点検後ホ-ムページにて販売予定。
2011年12月26日 点検完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX0円
2011年12月27日 売り切れました いつもありがとうございます

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ライカ I f

4566aa ライカ I f  ブラックシンクロ 。  

ライカ I f は、ライカ I c と交代したモデルである。1952年から市場に現れ、つぎのモデルの I g 型が登場する1957年まで生産が継続していた。 製造期間は6年間にわたっている。写真のように光学系を省略したモデルである。 

ライツは、M型になっても、すぐには光学系を省略したMタイプを作らなく、とりあえず I f で対応して、その後 I g 型を供給している。 そのためか、特殊なモデルにもかかわらず、製造台数は16.974台と、この種のモデルとしては製造台数の多い方である。

ファインダーをセットするとノーマルタイプのライカと同じようになる、距離計測も慣れてくると目測で十分なので距離計の必要はなくなる。 余計なものがないので、むしろ軽快に使用できる。 I f 型は、使いようによっては楽しめるカメラになる。【中村信一: 新バルナック型ライカのすべて より抜粋】

氏のご説明通り生産台数は多いのですが、円熟期のライツによる特殊系は、美しさと希少性に好事家が放さないのでしょう・・・意外とキレイな I f はあまり見かけません。 III f と同じく2種類のシャッターがあり B.30.40.60.100.200.500 の前期型・・これは前モデルのIII c と同じで、コンタクトナンバーが黒文字のためブラックシンクロよ呼ばれ、 一方後期型はB.25.50.75.100.200.500.となり、区別のためでしょうかコンタクトナンバーが赤文字印刷されたので I f レッドシンクロと呼ばれています・・・当機は前述の I f ブラックシンクロ。 ほぼ50年の年月を経ています、ライカとはいえ、ハードな扱いに応えるものではなく、スプリングの反発力と弾み力で動く、実用可能なクラシックカメラであるとご理解いただき、穏やかな操作を約束事としてお願いします。

誰がどう撮っても失敗無く写ってしまう面白みの無いデジカメではなく、フィルムを入れるだけで一苦労、露出を決め、フィルムを巻上げ、レンズに応じた外付けファインダーを用意し絵にするのです。 
写す方の熟練度・・つまり個人個人の性能の差が絵の違いになるのです、機械のせいにするのではなく、扱う人のせいなのです。 今・・こういうカメラを楽しんでいただければと思います。

2011年12月2日 カメラキッズホームページにて販売中 本体のみ XXXXX円
2012年2月15日 売り切れました ありがとうございます。

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