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ヤシカ 44 初期型

2747aa ヤシカ 44 初期型
ご存知、ヤシカの二眼レフ。127フイルムを使う4x4フォーマットで二眼レフ円熟期の製品で仕上げも丁寧、非常に可愛らしいカメラです、 当機は名盤横のアクセサリーシューがユニークです。

スペック的にはB.25.50.100.300 の5速のコパルシャッター、巻上げと連動したオートマットではないので、手動セットと裏蓋式フィルム送り・・・と、派手な外見に似合わず極めてシンプルなのです。

その後、グレーの塗装とレンズ枠にバヨネットを採用、さらに低速シャッターを載せた結果
「パッと見・・」ベビーローライ風に仕上がり、外観からローライコピーと言われるのですが、
自分は世界中の二眼レフはローライを目指した、言い換えれば模倣したコピーだと思ったりもします。

前述通りシンプルな構造の当機は、オートマット、ピントフード開閉連動のシャッターロック付ローライとは比べるべくもないのですが、幸い機構的にネバリなどが出にくく故障が少ない良さがあります。  127規格のフィルムの入手、現像など大変ですから、安易に「使ってみたいなぁ・・」の方はご注意下さい・・・でも手元に置いて何時の日か楽しみたい・・そういう気持になるYASHICA 44 です。

10月15日:カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

12月20日:売切れました ありがとうございます

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セルフィックス820スペシャル

2725bb エンサイン セルフィックス820 スペシャル。   

英国の誇るスプリングカメラです、ホートン社時代からのエンサイン セルフィックスのブランドを踏襲し、ロスとの合併後ロス・エンサインとしてバリエーションを展開した1950年代にセルフィックス820は登場します。 大きく分けると目測式・連動距離計そして単独距離計を載せた当機セルフィックス820スペシャルの3種類のバリエーションがあります。

ロス時代のセルフィックスはシッカリしたボディが特徴で、中でも6X9と6X6の切替が出来る820系は特別な気がします。一連の中でもメスイコンタ形式の単独距離計を組み込んだセルフィクス820スペシャルが実用的かつ多目的な活用が可能です、

レンズは何といって3群5枚構成の高級レンズ、ロス・エクスプレス 105mm3.8の描写力が最大の魅力です、またこのレンズを使いたい為だけに、揃える方もいると聞きます。

不具合無く動くのですが念のため、ただいま整備中・・・完成後カメラキッズ ホームページにて販売予定、もうしばらくお待ち下さい。

2011年9月25日:お待たせいたしました整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2011年10月22日:売り切れました いつもありがとうございます。

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ゾルキ4K  

2714aaゾルキ4K  

ライカ II 型をコピーするところから始まったロシア製ゾルキ、 初期モデルはストレートコピーのため外観がライカII型に酷似だったのですが、以降のモデルは低速ギアを持つ独特の一軸回転式シャッターにシンクロを組込み、コンタックスタイプの裏蓋式デザインになっています。

シャッターは B.1.2.4.8.15.30.60.125.250.500.1000 と十分のスペック。 全金属製の重量感と指に感じる質感はペラペラなデジカメには無い魅力で、機械好きには重要なポイントなのです、ハイテク樹脂・マグネシウム合金で見事に形成されたものには、とても及ばずとも、違った切り口から「コレが・・エエんょ」と許せてしまう・・・。

しみじみ眺めると武骨な外観が頼もしく思えてきます、ライカほどのシャープでスムースな
作動は望むべきもありませんし、視野枠すらもないファインダーなのですが・・・しかし、見やすい距離計などの長所に、1台は手元に置き、使ってみたい不思議な魅力があります。 

また10枚ほどの絞り羽根が作り出す真円絞りのジュピター50mm2がセット、ピント位置から、なだらかなにボケにつながる・・・とされています、どんな絵が出来るのでしょうか・・期待出来そうです。

不具合無く作動するのですが、使用感も無くあまりにキレイなので、念のため整備・点検後カメラキッズホームページにて販売予定。

10月15日:整備完了 カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円

10月16日:売切れました、 いつも ありがとうございます。

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キーホールカメラ BELMIRA

2710aa ベルミラ
Belmira・・・便宜上ベルミラと呼ばせていただきます、 ドイツ・ウェルタ社によって1960年に製造されたレンジファインダー式カメラです。 操作的特徴としてはレバー・ノブによる巻上げではなくラピッドワインドと呼ばれたスイッチを横へスライドさせる構造となっています、 レンジファインダー式カメラの黎明期だったのでしょうか、構造的には構図用ファインダー内に2mm幅のハーフミラーを組み込んだだけで、視野枠もなく、パララックス補正など、まだまだ・・の寒々しい内容なのです。

また特徴のある距離計窓の外観からキーホールカメラと呼ばれていたのですが、初期型生産後は当たり前の四角の窓となり、いつの間にかこの呼び名は消えていったのです。 変なもので、無くなるとコレクターのターゲットとして市場に出る事無くコレクターの間を行ったり来たり・・・。

前述のように、機構的には2mm幅のハーフミラーを組み込んだだけのスカスカ内部、近代カメラメカと比べて、メカと呼ぶほどのものではないのですが、基線長が80mmほどあり、最短も65cmほどまで連動し意外と正確なのです、この基本構造に必要機能が追加され多機能を誇る、距離計連動機が出来上がっている気がします。

カメラ歴史には加えたい・・・カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円

4月30日: 売切れました、いつもありがとうございます。

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