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ネオカ 2S

2103aaネオカ 2S

断片的な資料雑誌によると1950年代中頃からコンパクト機をてがけ、ニコンSに似せたデザインを完成、バリエーションを展開させたようです。 その中に帝国光学のズノーレンズを載せたモデルもあったようですから、高級機開発への夢を持っていたのかも知れません、

時期的にも1960年頃から趣味カメラがブームになり、各社が生き残りをかけた熾烈な競争の中、ニコン・キヤノン他社が面としての製品を完成させているところへ、攻め込むには、点として突出したところをセールスポイントにする事だったのでしょう・・デザイン・ズノーレンズの採用など・・

エレクトロニクスが最先端の時代、大口径レンズにEE機構を組み込んだ、低価格な機種の登場で、結果的には市場競争に遅れ淘汰されてしまったのです、ある意味・・・非運のカメラなのかもしれません。

ただいま整備中、近日中にカメラキッズホームページにて販売予定。

7月7日:整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

7月8日:売切れました、いつも  ありがとうございます。

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コニカ アイ

2072aaコニカ アイ

オリンパス・PEN の大成功を追いかけ、1960年代のハーフカメラブームにあって、あのコニシロクもハーフ機を市場に投入します・・・自動露出の精度を確保すべく受光面積を広げたセレンで光起電力を増し安定度の高いプログラム露出を達成、さらに大口径30mm1.9を載せ「コニカ EYE 」の完成です。

決して小型・軽量ではないのですが、追いかけたのは小型・軽量ではなく、完成度の高さだったのでしょう・・・前述の自動露出、レンズの高性能さらにボディの堅牢さなど、なかなかのものです。

念のため、整備中・・・完成後カメラキッズHPにて販売予定。

7月2日: 整備完成、フード・キャップ・ケース・ストラップ付属します。  XXXXX円

7月2日: 売切れました ありがとうございます。

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ベッサマチック

2047aaフォクトレンダー ベッサマチック

凝り性のフォクトレンダーの事、ファインダー内で追針式にて露出確認可能、巻き戻しノブ基部の露出調節ダイヤルを操作する事でレンズ側の絞りが回転し、深度スケールも連動して変化するのです、50年前にこの完成度・緻密さは・・・さすがの一言。

レンズシャッター一眼ですから、シャッターを切るとブラックアウトし巻上げる事で見えるようになります・・・・事実不便だと思うのですが、特に改める様子もなく後継機も同機構を踏襲していったのです。

今だから思うのかもしれませんが、便利ばかりが良いとは言えず、ブラックアウトであれば
巻上げていない事が分り、巻上げを忘れてシャッターチャンスを逸する事も無く、使う方が慣れればすむ事です・・・。 自分ごとで恐縮ですが、旅の宿でご主人が石油ストーブの点火にマッチで火をつけていたので、「自動点火があるのに・・」と尋ねると、「これはドイツ製の最新ストーブですが、自分でマッチをこすり火をつける、自分で確認するから事故が少ない、全自動だと機械のせいにするでしょう、これがドイツ流の安全に対する考え方なんでしょう・・」とニッと笑った。

さて、カメラの加工精度も高くシッカリした造りは、多くのファンが認めるところです。ある程度の使いにくさは、慣れていただくと、なるほどと納得できる飽きの来ない機械です。

6月17日:カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

7月19日:売切れました、いつも ありがとうございます。

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ミノルタ 16EE

2034aa

ミノルタ 16EE

16システムを完成させたミノルタ16はご存知の通り、甲南カメラ研究所のミカ16からコーナン16を経てミノルタ16へ引継がれ、16mm専用引伸ばし機・引伸ばしレンズ・フィルム現像タンクそしてスライド映写機と16mmワールドを展開・・・

当ミノルタ16EEは資料によると1962年6月発売 され、スペック的にはセレン露出計によるプログラムシャッター、レンズは3群3枚のロッコール25mmF3.5。
とされ、また独自のマガジンは1962年JIS規格に採用されています、量産型とはいえ
まだまだ職人が調整し組上げる時代、手作りの面影が残ります。 

1962年というと、まだまだ日本国中が農村の時代、t地方の水飲み学生には映画ぐらいしか娯楽が無く、スパイ映画に感化されてしまうことになる、結果・・・チマチマしたメカに魅せられ、たかが16mmカメラといえ、スネかじりの自分にはとても『買って・・』と言えるものではなく、憧れはつのって・・・余裕が出来ると、アレコレと飽きるまで集めた。

ハイテク量産機の完成されたものとは、違った良さ・・今の行儀のいい方とは別にちょっと「やんちゃ・・な」オッさんのような味があると思っているのです。

6月15日:カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

7月7日:売切れました、いつもありがとうございます。

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ロス・ロンドン RESOLUX 9cm 4 

2004aaイギリス製 ロス・ロンドン: ROSS 9cm 4 RESOLUX

頃は・・・1950年代のイギリス、ROSS:ロスをはじめTAYLOR HOBSON:テイラー・ホブソンや WRAY:レイなどに競い合うようにして優秀な引伸ばしレンズを発表しています。

ROSS 社は意地をかけて製造したろうと思われる、見事な機械加工と仕上げの引伸しレンズです、RESOLUX(レソルックス)の名前に意気込みを感じてしまいます。

絞り表示は今とちがい露光量表示絞り目盛りを採用しています、例をあげますと・・・1の時1秒露光が適正なら、2の時は2秒、8の時は8秒の露光を当てればいい事が分かるようになっています、ある意味、暗室作業には分かりやすいのではと自分は思います。

クラシックな手にズシリ・・と感じるクオリティ RESOLUX...made in LONDON

6月9日:カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

6月9日:ブログ作成中に売切れました いつも ありがとうございます

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ライカ M3

1983aaライカ M3

知名度、精度の高さは衆目一致するところで、バリエーションも豊富。 まして、キレイなM3ならライカファンに限らず、一度は手元に置いて楽しみたいと思うのは、自分とて同じです。

当M3はフィルムカウンター部にアタリありますが、機械的に不具合無く作動しています、念のためシャッター整備、距離計調整クリーニングを済ませました、 また、ボルカナイトがオリジナルではないように思います、 ライカオリジナルにそれなりのこだわりをお持ちの方にはどうかと思いますが、「機械的に問題なければ・・・OK」の方には魅力的なのでは・・・。

6月5日:カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2011年11月5日 売り切れました ありがとうございます。

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コロネット カブ

1978aa

コロネット カブ:Coronet CUB

コロネットのカブはスプリングテンションによる沈胴式が「ウリ」というのか特徴で、固定焦点、定速エバーシャッターと折畳みファインダーのベークライト製トイカメラです・・が、自分にとっては欲しくてもカメラなんて買ってもらえる筈もなかった時代・・・、トイカメラは憧れとして心のヒダに刻み込まれて、忘れる事など とても出来ません・・・。

60年程の時を経て、ゆくりなく出会うあの頃憧れたトイカメラ、あらためて、手にして「あれっ、こんなに小さかったのか・・」と、心の不思議です・・驚いたり感激したり・・何故か、いま見ても しみじみ します。

フィルムは828規格のロールフィルム、あのコダックのバンタムと同じです、フィルムを手製して写してみませんか?

6月3日: カメラキッズのホームページにて販売中 XXXX円
2011年2月12日 売り切れました ありがとうございます。

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エディクサ ステレオ

1974aaウィルジン エディクサ ステレオ
1950年頃ヨーロッパを中心にステレオカメラのブームに合わせ、各メーカの思い思いの規格と工夫で市場を競い合うなか、米国ミルウォーキーのディビッドホワイト社が35mmフィルムを使ったステレオカメラ:リアリストを市場に出し、これまで複雑になりがちだったステレオカメラの露出・距離関係をスッキリとまとめ人気を得ます、独自規格の23mmx24mmもリアリストサイズとして定着し、 他社も同規格を採用し、ステレオカメラの人気定番となり、いまでもファンの方に大切にされ活躍しています。

ウィルジンのエディクサは、前述の規格に合わせたステレオカメラとして市場に出ました、
トイカメラ的なステレオカメラが多い中、距離計連動式、レンズはシュタインハイルの3枚玉カッサー35mm3.5を、セルフ付プロントシャッターにマウントして載せています。

フルメタルのボディに黒レザーのツートンですっきりまとめるところは、ウィルジンのセンスの良さなのでしょう・・・今でも人気を保っている理由のひとつはコノあたりにありそうです。

ただいま整備中、完成後カメラキッズホームページにて販売予定。

2011年 6月16日:整備完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2015年 8月 4日 売り切れました ありがとうございます。

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ペリフレックス 3

1970aa ペリフレックス 3

独創的な昇降式ミラーによるイギリス製一眼レフ・・・「レンズマウントはLマウントで、135フィルムを使用し24×36mm(ライカ)判。  特徴はボディー上からレンズ後端とフィルム面の間の画面中央に潜望鏡様のミラーを降ろして行う独特のピントあわせにある。 潜望鏡(ペリスコープ)が名称の由来となった」。 【ウィキペディアより抜粋】

潜望鏡:a periscope のような構造からぺリフレックスと名付けられ、手元の資料雑誌によると、イギリスはあの戦時中に敵国ドイツのライカの輸入がストップ、軍用として民間人が持っていたライカのボディが供出され、残ったライカレンズを活かすべく考えだされたのがペリフレックスである・・と、

本当ですかねぇ・・個人主義思想国の方が、まして非常に高価だったライカを手放すでしょうか?・・・

ともかく、設計者のコーフィールド氏は趣味として小規模な機械工房的に製造を始めた・・との説もあり、氏の中で温めていた独自のアイデアを形としたのではないかと想像しているのです。

2010年 6月 2日: カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2011年 3月 9日 売り切れました ありがとうございます。

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