オリオン シックス model RIII

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オリオン シックス model RIII

 

いまひとつ 以前から 正体の良く分からないオリオンと言う蛇腹式機械がありまして、時々気にはしていたのですが、今回思い出してブログへ掲載してみる事となりました。 いつもの国産カメラ図鑑には掲載なくヤ〇オクなどの通販サイトや中古カメラ店でもまず見かけませんから 珍しい機械だと思っているのです

 

さて、ウェブ記述によると オリオン折りたたみ式カメラについて言及した原資料は知られていない とあり、オリオンシックスは、 1954年から1955年にかけて協和光器が製造したキョーワシックスRIIIの進化形を別名で販売したモデルではないかと考えられている・・・とあります。

 


前述の2台のカメラは名称が似ており、ボディの鋳造も間違いなく同じで、いくつかの機能も共通しているが、オリオンシックスはやや時代遅れのスペックではあるのですが、手元の資料本によると 
後期型オリオン66スーパーSは、オリオン精機という会社によって製造されたとされており これはおそらく協和光器の社名変更でしょう。

 

このオリオン精機は、よく言われるミランダの前身である「オリオン精機」とは全く無関係で、記事には オリオン折りたたみ式カメラの製造元が、オリオン/ミランダ製品の評判に乗じてこの社名を採用した可能性が考えられるとありました。

2025年10月29日   今日はここまで・・・

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キョーワシックスがオリオンの別名ではないかと言う記述に生来の凝り性が発動・・・これが最後と仕事もせず探し回った甲斐もあって やっと見つけたのですが 保管が悪かったようでシャッター機構、裏蓋の固着で6X6 と6X4.5 フォーマットが途中で切り替え出来る構造らしいのです、背面に切り替えが在りますから、フィルム装填時でも切り替えが出来る筈・・・ミネシックスの一部以外先ず例のない機構と思います・・・希少な機構です。とりあえず裏蓋の固着を何とかするところから始めますか、修理のオジさんに代っての整備・・・出来ればいいのですが

2025年11月10日   今日はここまで・・・

 

 

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日本製 輸出専用機 ミランダ オートメックス

     


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日本製 輸出専用機 ミランダ オートメックス


クラシックカメラファンの方々には周知の ミランダ です、一部を除きペンタプリズム交換式一眼レフを展開しており、当時 あの氷砕船宗谷丸と共に南極探検時にミランダが使われ故障も無かったと言われています。


結構歴史もあり、資料によるとボディデザインが12角形から始まり、ご案内のオートメックスの登場するころからボディ形状が流線型となりロゴが Miranda から MIRANDA に代ったとの事。 自分は見た目でこの流線型が好きなようで、今回 ご案内の オートメックス IIは1960年発売の初期型をマイナーチェンジしたモデルとされ、1963年9月の発売です、また他の書き込みなどによると諸事情でこの時期ミランダは日本国内での販売を中止しておりオートメックスやオートメックスIIは海外専用機種だったとのことです。


20年近く前は我が英国のビジネスパートナーからも一時は頻繁なオファーがあったのですが、ヤフオクなどで玉石混交状態の機械が多く出回ったころでもあり、極力関わらないようにしておりました。


今になって しみじみ思うのですが オートメックスは あの当時の流行りデザインでまとめたと思うのです・・ただ・・ペンタ部に
一般的な凸レンズを複眼的に並べずに、グリッド(格子)で受光角度を決めた 独特の形状のセレン受光帯を前面に取り付けた例を見ないデザインとペンタプリズム交換式というのが 何故かしら無性に琴線にひびくのですよ・・・ こころの不思議ですねぇ


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手元の 写真雑誌記事によると Miranda C からD、DR、automex、automex 2、ここまでのミランダは国内では一切販売されなかった。海外のオーダーが多く国内向けの生産まで手が回らなかったという釈明で、国内向けは切り捨てざるをえなかったとの事で、そういう時期もあったのだろうと自分は推察しております。


外光式セレンメーターはASA10-400、追針式の国産機で初めてファインダー内でメーターを読み取るタイプのカメラであり
 連動するレバー付きとした新設計のソリゴールミランダであるが、オートメックス用レンズはコーワ製であるとの記述が紹介記事(1960 写真工業誌)に見られる。他に35mm、85mm、135mmレンズがあり、連動レバー付きオートメックス専用で用意されたとあり、コーワ製のレンズにはシリアル番号にKが付けられていた時期もあるので確認出来ます

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その後トプコン/ペンタックスから TTL測光一眼レフが登場し、各社あっという間にその方向に流れ セレン式外光測光の時代は終わっる事になるのです。オートメックスの操作感は、従来のミランダABCDF型というよりも次世代機のセンソレックスに構造的にも近いように自分は思っております


また、使い切ったような故障した個体が多く見られルことも確かで、オー〇〇ョンなどの現状品にはくれぐれも注意されるよう勧める・・との記述もありましたので記しておきます。

 

今日はここまで・・・

2025年10月 5日  年代もあり 全体的な点検整備中、もうしばらくお時間をいただきます。

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整理中に出てきました・・❤


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整理中に出てきました・・❤


20年近く前だと思うのですょ、ライカがブームの始まった頃に、チマチマとしたものが好きだった自分は主にロンドンの中古カメラ屋で付属品、マニュアル本、アクセサリーなど雑品の価格が安かった事もあって、買い集めては仕舞い込んで忘れていたようで・・・


ひさしぶりに広げて あの頃を思い出し懐かしくなりますねぇ。当時 何故か個人的にフラッシュに関心を持っていたようで いろいろな機種に合わせたシンクロコードやソケットアダプターを揃えることにカンカンになっていたような気がしております。


一昔前なら それなりの人気もあった様に思うのですが、今となっては 仲間内でも「三脚とストロボはいらん!」と言われますのですが、工業写真を学問として学んだ時に当時としては珍しかったミニカムTT100と言う単一電池6本を電源と1/300秒の発光時間のストロボに一目惚れ、パチンと光るだけの小型ストロボには無い1/300秒間の光が周囲に反射し光が周るのか キレイに周るのですょ


そんなこんなで 今でも個人的にミニカムストロボは好きで、TT100,GIANTS,SF6040・・と 人が何と言おうが使い続けているのですょ

 

話しが脇道へ・・・、さて前述の付属品、マニュアル本、アクセサリーなどを順次販売していく予定で おります、売れるタイミングを逃しており 順序未定 成り行き任せの見切り売りと致します。

 

 

2025年 7月 1日  今日は 自分の誕生日で 77歳 脳卒中の後遺症もありますが、もう少し頑張らせて下さい。

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WATKINS BEE METER:ワトキンス ビー メーター

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WATKINS BEE METER:ワトキンス ビー メーター


さて、今回は 20年ほど前、民主党政権で円高のころ イギリスはロンドンのクラシックカメラ屋が集まった通り(名前忘れた‥)で日本からの業者が競う中、レアで高くない無銘の品をチマチマ買い集めたもので、自分としては ありがたがって 売らずにコレクションに加えていたクラシックなワトキンスの露出計の案内です。初めての人は楽しんで、ご存知の方も改めて再発見いただければ 素直に嬉しく思います。


何でも100年以上は前のものと言う事で入手しておりますので 1948年生まれの自分には歯が立たず、ウェブ記述 を引用させてご案内記述とさせていいただきます…力不足はご容赦。


ウェブ記述によりますと
ワトキンスメーター社は、イギリスのヘレフォードに本社を置く写真用露出計のメーカーです。1890年にアルフレッド・ワトキンスが自身の露出計の特許を取得した後に設立されました。標準露出計は、当初バーミンガムのR・フィールド社によって製造されていましたが、1900年頃にワトキンス社が製造を引き継ぎました。露出計は、感光紙の帯状の小さな領域を露光します。この領域は露光すると暗くなります。感光紙が​​暗くなり、スリットの周囲の色合いと一致するまでの時間は、機器の計算スケールを使用して、特定の絞り値とプレート速度に対して適切な露出時間を求めるらしいのですが・・・?

 

試してみるのですが、長期保存中の劣化のため 当然何の反応もしません、100年前だから仕方ありません、

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記述によるとBeeメーターにはいくつかの特別版が製造され これには、低照度用にスケール調整されたデラックス版 Queen Bee、Studio、Indoorモデル、手持ちでの高速シャッタースピード用にスケール調整されたFocal Planeモデル、映画撮影用のAutochrome やその他のカラーメディアモデル、そしてケース内にコンパスやスイス製ストップウォッチを内蔵したメーターなどがあったとの事、自分は見た事が無いのですが、取り合えずお知らせまで

 

2025年 5月21日  100年前の箱/使用書付き・・売るべきか? 仕事仲間と相談中 もう少し待ってね!

 

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ベウイ 視覚式 露出計算尺

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ベウイ 視覚式 露出計算尺


カメラを扱う楽しさの中に、アクセサリーがあります、 製造メーカーも多く、その時々の中で工夫された物や なるほど・・と感心させられたり、中には首をかしげたく なるものなど、集めて、揃えて楽しめます。


趣味写真の中で一番難解で、いまは昔・・・趣味写真仲間内で「 露出の神様 」なんて言葉があったのですよ、 実際 露出のかけ方で、暗部をつぶしたり ハイライトをとばすことで ハイキ―またはローキー調の絵が自然に出来上がるのですょ・・・本当です、カラースライドなんてフィルム代が大変で露出で写真が決まったのですょ。


さて、そんなこんなの露出決定のための クラシックなベウイ製の露出計算用ル-ぺです。ルーペを覗いて目的の数字、撮影条件、フィルム感度を合わせることで 妥当な値が読み取れる
のです、80年前の製品でデザインとまとめ方がベウィ一流のごちゃごちゃと言うかアカデミックな佇まいが自分のお気に入りで、カメラキッズでも何度か案内しております。


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鏡胴の文字部などキズなど無く 見た目はいいのですが、何と言っても80年前のものですか 全てのルーペ内の濃度フィルターが固着し実用にはなりません、この明るさだったらコレくらいだろうとスケールを操作して楽しむことななります。自分はこれに万年筆風のクリップを付け持ち歩いて 人の反応を見て楽しみました。

 

正確な露出値を要求される方には現行の露出計をオススメします。

 

2025年 5月21日  クリーニングを済ませてからのご案内を予定しています

 


 

 

 

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世界で2000台と言われる・・・トプコン R III 型

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トプコン R III  w/F.Auto-トプコール 5.8cm1.8


1961年9月の秋の新型カメラショーで発表され、10月に発売されたR系最終モデルRⅢ型のご案内です。


一般的に 従来機の『RⅡ』と同様のにペンタプリズムに Automatic の刻印入り 絞り連動ピンが内蔵された F.Auto-トプコール と従来の外部連動レンズでも使えたのです・・・外部から外付け絞り込みでレリーズするから当たり前と言えば そうな
のですが、形にするところが技術の高さだったのでしょう。


当初の目的だった外部露出計とシャッター速度が連動する専用露出計も用意されカメラ前面に取り付けシューが配置され、一種独特の雰囲気が漂う形になっています


製造期間は一年数か月という非常に短く、当時の社会景気など諸事情により販売不振と重なり、製造台数は極めて希少なモデルです。

外観は、写真の通りほとんど使用感が見られず、綺麗な美品状態で残っていました。

 

シッカリ見ればフィルムカウンター部のネジ部分のコキズや、些細なメッキ上のスレ等見出せますが、全体的にキラキラとした上質なメッキ塗装に包まれ極めて良い状態のカメラのように思われます。

修理のオジさんのお疲れ様によって・・・作動状況は巻き上げレバーはスムーズに巻き上げられ、レバーのリターンも迅速で、フィルムカウンター、シャッター速度ともに良好に作動しております。


ペンタプリズムは目立つ銀浮きもなく非常に綺麗で、ファインダースクリー、ミラー共に非常に綺麗で、モルトも問題なく綺麗です。


非常に希少でレアリティー高いカメラである上に、状態も極めて良いよう思われ、この上ないコレクタブルアイテムと云う事からトプコンカメラに関心ある方にお渡しできれば 素直に嬉しく 身の励みです


2025年 4月25日  整備後の安定確認のため寝かせています、いま少しお待ち願います。
2025年 4月28日  動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円
2025年 4月28日  売り切れました ありがとうございます。

 

 

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大成光機 ウェルミーワイド

      
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大成光機 ウェルミーワイド

さて、今回ご紹介のカメラは廉価版の蛇腹カメラで有名な 大成光機(大由光学と成増光機が1950年代に合併した)が1958年に発売した35mm規格のWelmy Wideです。


ボディーのほとんどを金属部品で仕上げており、個人的にもデザイン性に優れた一台ではないかと思っております。カメラ正面から見て取れるエプロン部分の独特の形状が 眼をひくところです。戦後間もない頃で、米国から30万人の進駐軍人さんの娯楽目的と 当時の日本製カメラ同様に輸出されたようで、日本国内で中古が市場に出ることが少ないカメラではあるのです。

 

とはいえ希少価値が高いカメラかというとそのようではなく、ただ 安かったため、雑に扱われて壊れたものや、失われたものも多いのではと思います。

1950年代にオリンパスワイドをさきがけとして、国産カメラメーカーよりいくつかのワイド専用機カメラが登場しました。その中の一つがこのWelmy Wideでした。


レンズはTaikor35mm F3.5、直径が2センチ強の極薄の強い曲率を持った凸レンズをフロントレンズに採用しています、描写がすこぶるシャープだとはいえないのですが、当時は標準レンズを搭載するカメラがほとんどの中、広く撮影できるワイド専用機は ブームもあって重宝された事でしょう。

 

機能はいたってシンプルでシャッター速度はスローなしのB及び1/25~1/200の4速です。距離計なしの目測カメラですので、被写界深度を利用したスナップ向けの機種と考えられ、距離表示に∞を黄色12ft(4.7m)の部分を赤に色分けして素早い距離環操作を狙っています。


ちなみにシャッター速度はボディー正面とボディー上部の2箇所で確認可能で、なんでも、小さな金属製の鎖を使用した連動機能が凝っています。当時はカメラメーカーごとの個性やこだわりが出せた時代やったからなぁ、「この時代のカメラはほんまに触っていて楽しめる機械が多いと思うワ・・・」と修理のオジさんのお言葉です。

 

2025年 3月12日  ファインダーが劣化で曇り、代替レンズをハメ込まないと‥との事で ただいま作業中、少しくお時間をいただきます
2025年 3月13日   ファインダーレンズ交換済み、シャッター整備完了  カメラキッズホームぺージにて販売中  XXXXX円

2025年 3月28日  売りきれました ありがとうございます。

 

 

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アース光学の ベビーローレンって見た事あります?

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アース光学の ベビーローレンって見た事あります?

よほど注意して見ないとベビーパールと間違えます・・・それほどよく似ています。朝日ソノラマの国産カメラ図鑑にも「ベビーパールによく似たカメラ。」と紹介されています

 

上写真の 左側がベビーローレンで 右側がベビーパールなのですが、何処から見てもそっくりで、今年の決算 期末棚卸し中に ベビーパールに混在していたのに気付いたのです、

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アース光学って、戦時中は陸軍用にの光学関係機材....たぶん双眼鏡などを提供されておられ、戦後は日本国内の駐留米軍兵士の娯楽のためにカメラも製造されたらしいのですが、詳しい資料が無く良く分かっておりません。

 

機械の状態として年代には勝てず、レザーは剥がれボディにはサビが出ています、本によると希少度も高いようですから、出来れば動くようになればいいなぁ・・・と整備を考えておりますので、少しくお時間をいただきます。

 

2025年3月18日 整備完了、機械的にはしっかりしており、不具合無く動作中、外観は年代もあり ご容赦いただきますが
          仕事仲間も、珍しいなぁ・・と言いますので ソゥなのでしょう カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円

2025年3月28日 売りきれました いつもありがとうございます

 

 

   

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ローライフレックス オリジナルを入手しました!

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ローライフレックス オリジナルを入手しました!


ローライフレックス オリジナル・・・・実はこの機械に 自分は辛い悔しい 思い出があるのです、カメラバカと言われて育ってきたもので その方面では自惚れていたのでしょう 40年ほど前ですかねぇ あるお客さんから「フィルムの入れ方が・・」とお預かりしたのがコレ。


6X6フォーマットの二眼レフだから120か620と決めつけ、試すのですが どうひねくっても入らない、その頃 先輩社員だった修理のオジさんを頼って「何とかしてぇナ」と泣きついたのです。 オジさんは カメラと私を眺めながら 何か思い出したように、「フィルムの種類が違うんとちゃうか」との一言。

 

その頃は中古カメラの専門書も少なく中古カメラ店の親爺の知識が全ての時代だったから、大阪のYカメラ商会さんに尋ねると、「専用フィルムがあったんゃ その頃はなぁ」とのありがたいお言葉で、その旨をお客さんにお知らせして、自分の無知と思い込みをお詫びした・・そんな思い出が蘇る機械ではあるのです


さて、手元のカメラの状態はネバリと固着で、ピントフードは立ち上がらず、裏蓋は空かない、シャッターは粘って低速では固着ってな状態で、ただいま整備を検討中・・・90年の機械で あの戦火を くぐり抜けた、貴重な機械だろうとは思いますが、さりとて整備費も気になります・・どうしましょうか?

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フォクトレンダー ビトー BR

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このところ見かけなくなった、ビトーBR

 

フォクトレンダーのビトーと聞くと、小型軽量な折り畳み式から始まり、ソリッド型と言いますか固定鏡胴としたビトーⅡを展開、さらに大口径のウルトロンを搭載したビトマチックⅡやビトーⅢ、などがコレクションとして今でも親しまれています。


ビギナー向けのビトーとして、一連のビトーⅡやⅢあたりが小型で振り回しやすく実用的で人気があります。そのビトーと露出計を備えたビトマチックをつなぐ機種として、ビトーBRがありました。このカメラはB型に距離計を付けたモデルですが、露出計を内蔵させたビトマチックが出てしまったこともあってか、露出計の無いBRは見た目の地味さもあったのでしょう あまり売れなかったのでは・・と思ったりもします、

 

ビトーBRは ビトマチックに比べて、軍艦部がとてもすっきりしていて、見た目の派手さはありませんが、ファインダーのトラブルやショックによる欠け/歪みも起きにくく 一流のツルリとした姿形にフォクトレンダーらしさを感じるのは自分だけではないと思います。

 

また。ウェブ記述にも、フォクトレンダー社の35mm判距離計連動カメラ、ビトー BR は1958年頃の製造です。ビトー・シリーズはフォクトレンダーの中堅機として、セレン露出計内蔵など数多くの姉妹機とバリエーションが作られましたが、距離計連動のみで大型ファインダーとした ビトー BRは 製造台数が少ない稀少モデルです。

 

当機の距離表記はメートルで扱いやすと思います、中堅機の位置付ながら、機構的には上級機のビトマチックと 全く同じなので 各部の仕上げや機構はなかなかしっかりし、ヒンジ式の裏蓋の開閉やポップアップする巻き戻しノブなど、なかなか面白い機構が搭載されています。

 

レンズはテッサータイプで定評あるカラー・スコパー50mm 2.8付になります、状態として トップカバーは無傷に見えます、また底カバー/裏蓋など 目立つ操作スレなど無く全体的に かなり綺麗な外観です。念のためシャッター機構を整備、レンズクリーニングと距離計調節を済ませており、ファインダーの見え味も良好、レンズもクリーニングを済ませクリスタルクリアー・・・格安ではないのですが 美品をお探しの方には魅力的だと思っております

 

ご存知の通りビトー・シリーズはフィルムを装填していないとスプロケットによるシャッターセットが出来ず シャッターが切れませんのでご注意を。フィルムカウンターは減算式です。ただいま仕事仲間と価格相談中・・まとまりましたらホームページにて ご案内予定、宜しくお願い申し上げます。

 

 2月24日  まとまりました‥カメラキッズホームページにて販売中  52400円

 

 

 

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